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インフルエンザウイルス感染症

インフルエンザウイルス感染症

インフルエンザウイルスが原因でおこる感染症です。流行するウイルスにはA型とB型の2種類があります。気温が低くなり空気が乾燥してくる12月~2月頃にかけて流行します。その後少しずつ落ち着いてきますが、長いときには5月くらいまで感染する可能性があります。かぜと同じように咳やくしゃみ、鼻水が飛んでうつる病気です。感染力が非常に強く、乳幼児がかかると症状が重症化しやすく注意が必要です。


● インフルエンザの症状

感染して症状が現われるまでの潜伏期間は、ほとんどが2~3日です。突然の高熱、頭痛、関節痛、全身の倦怠感、下痢など、かぜに比べて身体全体への症状が見られることが特徴です。

インフルエンザかも?のポイント
  1. 地域内でインフルエンザの流行がある
  2. 急激な発症(『さっきまで元気に遊んでいたのに、突然ぐったりしてきた』『ほっぺが紅いな~と思っていたら、突然高熱が出た』など)
  3. 38℃以上の発熱・悪寒

● インフルエンザの診断・治療

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発熱してから12時間以降に迅速検査をすると90%以上の確率で判定できます。 インフルエンザの治療薬としては、タミフルやリレンザ、イナビルなどが使用されます。発症から48時間以内に服用することで、発熱が 1〜2日間短縮され、鼻やのどからのウイルス排出量が減少します。ただし、症状が出てから2日以降に服用を開始した場合には、効果はあまり期待できないとされています。

● インフルエンザの注意すべき合併症

赤ちゃんは体力がなく、抵抗力も弱いため、肺炎・気管支炎、中耳炎などの合併症を起こしやすいので、高熱やそれ以外の症状が見られたら、早めに対処することが必要です。けいれんや意識レベルの低下、異常行動をとるなどは、インフルエンザ脳症の疑いがあるので、すぐに小児科を受診しましょう。


● 予防方法

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ワクチンの接種により、感染罹患や重症化、合併症の予防効果が期待できます。生後6か月以上から接種可能で12才まではおよそ 2~4週間(できれば4週間)あけて2回接種します。(13才以上は1回または2回) その他、家族でうがいや手洗い、流行期の外出は控える、部屋の湿度を50~60%に保つなど、かぜと同じような予防策をとることも大切で す。


● インフルエンザと診断されたら…

病院で処方された薬をきちんと内服し、こまめな水分補給・安静・温度湿度・調整・換気をおこない、お子さんの様子を見守ってあげましょう。インフルエンザにかかった時の出席停止の期間は、「発症後5日経過、かつ解熱後2日(幼児は3日)経過していること」です。この期間は感染する可能性が高いので、熱が下がって元気になっても保育園や学校を休む必要がありますので気をつけましょう

解熱薬について

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解熱薬のアスピリンは15才以下の子供に使用すると「ライ症候群」という脳症を起こす危険性があり、絶対にのんではいけません(大人用のバファリンなど)。 成分名がアセトアミノフェン(製品名 カロナール、アンヒバ坐薬、アルピニー坐薬など)であるものは良いですが、医師に処方された薬は体重によって量が異なるため、処方された本人が使用するようにしましょう。